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趣味は料理・旅行・MTBなど。どうぞよろしくお願いします♪(渡米以前のブログはhttp://d.hatena.ne.jp/axyxuxmxi/へ。)


by ayumin_moo

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ベーグルの穴から見えるもの。

アメリカに来てから、やっぱり日本は食の宝庫だと実感する日々。
日本はお店もレストランもとてもレベルが高いということに、離れてみて初めて気づきました。

そんな中、アメリカで唯一日本より美味しいと思うのがベーグル
私が初めてベーグルを食べたのは、約10年前、ボストンのスターバックスでのこと。
しっとりもちもちとした食感のパンにひたすら感動したのでした。

その後、日本にもだいぶ普及しはじめ、色々なベーグルを食べてみました。
でも、どれを食べてもふわふわと柔らかったり、何となくパサパサしていたり。(私には)
あのもっちりぎっしりとした感じがなくて、なかなかボストンで出会った味に出会えず。
去年、ベーグル教室で習ったベーグルはすごく近かったしとっても美味しかったけど、もちもち感はちょっと足りなかったような。。。

こんなものだっけなぁ~、と思いながら、今回10年ぶりに渡米。
すると、ホテルの朝食に出てくるベーグルもスーパーで買うベーグルも、とってももちもちしていて美味しい!(添加物へに意識は横に置いておいて。。。)
これよ~、私が探していたベーグルは♪

日本のベーグルは日本人の口に合わせてあるのかもしれないけれど、最初にアメリカのベーグルを食べて虜になってしまった私には、やっぱりアメリカのベーグルの方が美味しい。


*******


ベーグルにはなぜ穴があるのだろう。。。
とある理由から、そんな疑問が頭をかすめたので、ベーグルの歴史をひも解いてみました。


「よく言われる起源説では、ベーグルの起源は1683年、ウィーンのユダヤ人パン屋によるものとされ(パン屋の名は明らかになっていない)、このパン屋がベーグルをポーランド王ヤン3世 (Jan Sobieski) に、対トルコ戦争の勝利を祝って献上したと言われている。その際、騎兵隊の突撃を記念するためにあぶみの形に作られたという。」
(wikipedia「ベーグル」より)


色々と説があるようだけど、ウィーンのパン屋さんが王に献上したという話はたしかに聞いたことがあります。その「あぶみ」(乗馬のとき足を踏みかける金具)の形というところから穴の開いた形になったらしいです。
「あぶみ」はオーストリア語やイデッシュ語(ユダヤ化しドイツ語)で“beugel”といい、それが「ベーグル」の語源になったと考えられているそうな。


で、なぜベーグルの穴を疑問に思ったかというと。。。

実は、久々にベーグルを作ってみたのです。
ベーグル教室で習って以来日本では時々作っていたけど、アメリカに来て初めてのパン作り。
せっかく美味しいベーグルが簡単に手に入る環境なのだけど、やっぱり自分で作りたくなってしまうこの性分。そしていつも失敗するのさ。。。(人はこれを「ヘタの横好き」と呼ぶ)

今回も「全粒粉のベーグル」。強力粉に全粒粉を混ぜて作ります。
半分はそのまま、半分はポピーシードをふりかけて。

できあがり、見たいですか?

IMG_0859

むむ、ちょっと小さめ?焼き色はいいんじゃない?

IMG_0860

あれ~、穴がない~!

IMG_0865


まだ寝ぼけていたオットも、「え?これベーグル?」とすっかり目が覚めた様子。
まあ、パンには違いがないと思うよ。。。

でもね、味は美味しかったのよ。
期待していたもちもち感までは出せなかったけど、まわりはパリッとしていて、中はしっとり。
焼き立てだからほっかほかで香りもいい♪

それにしても、ふくらみ過ぎ。。。
こんな「あぶみ」では足の指すら通りません。


思い当たる原因は、イーストの発酵のタイミング。(違うかもしれないけど。。。)
習った作り方では、ドライイーストを別に発酵させたりせず、粉に直接混ぜます。
今回もそのとおりに作ったら穴なしベーグルに。

そういえば、こちらで買ったドライイーストには「Active Dry Yeast」と書かれていて、その「アクティブ」という言葉が何か引っかかってはいました。
ならば調べてから作ればよかったのだけど、まあ平気でしょ、とそのまま粉へ投入。

後で調べたら、アクティブの場合はぬるま湯で発酵させてから使わなくてはいけないらしい。
「インスタントドライイースト」ならばそのまま使えるそうです。もちろん、生イーストも。

たしかに、1次発酵のときになかなかふくらまず、お湯で茹でているときも普通ならプクーッとフグのようにふくれてくるのに、今回はほとんどふくらまなかった。この時、きちんと発酵されていなかった様子。
まあ、仕方がない、と思いながらオーブンへ入れ、途中でふくらんだか心配になって覗いてみたら、すでに原型をとどめておらず。。。
「あれ、私、何作ってたんだっけ。。。」と、しばらく首をかしげて考え込んでしまったさ。

他の原因がわかる方、ぜひご一報願います。

はぁ、練習あるのみ。。。

               IMG_0847     



*******


学生時代、教授が雑談がてらドーナッツの穴の起源について教えてくれました。
その内容はこんな感じ。

「西部開拓時代、失業したカウボーイたちは馬に乗って郵便を配達する仕事を始めた。担当の町から町へと走り、次のカウボーイへバトンタッチしていく。この仕事は時間との勝負。食休みの時間すらない。
あるカウボーイの彼女は、彼に渡すお弁当について考えていた。彼女の家は彼が仕事で走る道沿いにある。お弁当には、高カロリーかつ手早く彼に渡せるものがいい。そこで思いついたのが穴の開いた揚げ菓子。揚げ菓子なら高カロリーだし、穴が開いていれば、家の前を通るときに馬に乗って走ったまま指を穴に入れて受け取れる。これが今のドーナッツ。」

ウソかホントかわかりません。信じたい方だけ信じてください。
授業の内容は忘れても、どうでもいいことだけは覚えてるんだな。。。
by ayumin_moo | 2008-01-19 15:06 | Bread